自由記入の「希望」は40字で書く

プリセットにない要望をAIに正しく伝えるコツ

納得フォトの生成画面には、あらかじめ用意された仕上げの項目が業種ごとに数十個並んでいます。ほとんどのご要望はこの中から選べば足りますが、当てはまるものがないこともあります。「胸元のバッジを消してほしい」「右肩に写り込んだ手を消してほしい」といった、その写真だけの事情です。

こうしたときに使うのが自由記入の希望です。入力欄には1件あたり40字という上限があり、この短さが書き方を決めます。この記事では、自由記入がどう扱われるかと、短く確実に伝わる書き方を説明します。

自由記入は1件40字

生成画面の「仕上げの希望」の中に「独自の希望を追加」という区画があります。「+ 希望を追加」ボタンを押すと入力欄が1行増え、そこに文章を書けます。入力欄には「希望内容(例: 髪を整える)」というプレースホルダーが表示されます。

入力できるのは1件あたり40字までで、40字に達するとそれ以上打てません。一方、追加できる件数に上限はありません。「+ 希望を追加」を押すたびに欄が増えるので、伝えたいことが3つあるなら3行に分けて書きます。行の右にある「×」ボタンでいつでも削除できます。空欄のまま残した行は無視されるので、書かなかった行があってもエラーにはなりません。

書いた内容は、選んだプリセットの項目と一緒に、AIへの指示の「適用する改善内容」という箇条書きにそのまま1行として並びます。AIから見ればプリセットも自由記入も同じ形式の1行です。特別扱いはされず、逆に言えばプリセットと同じくらい短く具体的であることが求められます。

なぜ長く書けないほうが良いのか

40字という上限は窮屈に見えますが、これはAIに伝わる指示を作るうえで理にかなっています。

長い文章はAIが要点を取り違えます。 「胸元にバッジのようなものが写っていて、これは会社の記章なのですが、ご遺族としては消してほしいとのことです」という文を渡すと、AIは複数の情報を同時に受け取り、どこが指示でどこが背景説明かを区別できません。結果として、記章を消すどころか別のものを描き足すことすらあります。

1行に複数の要望を詰めると、片方だけ実行されます。 「背景を明るくして胸元のバッジも消す」と書くと、背景だけ明るくなってバッジが残ります。箇条書きの1行は1つの指示として読まれるためです。

否定形が伝わりにくいのも同じ理由です。 「背景を派手にしないでください」と書くと、AIは「背景」「派手」という語を受け取り、かえって背景に手を入れてしまうことがあります。

40字という制限は、この3つの失敗を自然に避けさせます。40字に収めようとすると、背景説明が落ちて対象と処理だけが残るからです。

納得フォトでの操作手順

  1. 生成画面の「仕上げの希望」で、まずプリセットの項目から当てはまるものをタップして選びます。
  2. 当てはまる項目がない要望について、「独自の希望を追加」の「+ 希望を追加」を押します。
  3. 現れた入力欄に、40字以内で希望を書きます。追加した欄には自動でカーソルが入ります。
  4. 伝えたいことが複数あるときは、「+ 希望を追加」をもう一度押して、1件ずつ別の行に分けて書きます。
  5. 不要になった行は右側の「×」で削除します。
  6. 「パターン作成枚数」を選び、「遺影写真を作成する」を押します。

仕上げの希望は、プリセット・AIの提案・自由記入を合わせて最低1つ選ばれている必要があります。1つも選ばずに生成しようとすると「少なくとも1つの仕上げ希望を選択してください」と表示され、生成は始まりません。自由記入だけで生成することもできますが、空欄ではなく実際に文字が入っている必要があります。

短く具体的に書くコツ

書き方の型は3つだけです。

1つ目は、対象と処理を並べることです。 「何を」「どうするか」の2要素に絞ります。理由や事情は書きません。

良い書き方 避けたい書き方
胸元のバッジを消す 胸のところに会社の記章が写っているので消してほしい
左肩の写り込んだ手を消す 誰かの手が入ってしまっているのが気になります
ネクタイを紺色にする ネクタイの色が明るすぎるように思うのですが

2つ目は、肯定形で書くことです。 「〜しない」ではなく「〜する」と書きます。

良い書き方 避けたい書き方
背景を落ち着いた灰色にする 背景を派手にしない
髪型はそのままにする 髪をいじらない
眼鏡のフレームを残す 眼鏡を外さない

3つ目は、1件1要望にすることです。 2つ伝えたいなら2行に分けます。

  • ×「背景を明るくして胸元のバッジも消す」
  • ○ 1行目「背景を明るくする」/2行目「胸元のバッジを消す」

この3つを守ると、たいていの要望は20〜30字に収まります。40字ぎりぎりまで使う必要はありません。

仕様の理由

自由記入をあえて「短い1行を複数」という形にしているのは、プリセットと同じ粒度に揃えるためです。プリセットの項目は対象と処理だけの短い語で作られています。自由記入だけが長い文章になると、AIに渡る箇条書きの中で1行だけ性質の違うものが混ざり、指示全体の解釈が不安定になります。

件数に上限を設けていないのは、要望の数が写真によって変わるからです。上限を作ると「2つに絞るためにまとめる」という、いちばん避けたい書き方を誘発します。長さを制限して数を制限しないという組み合わせが、短い指示を並べる形へ自然に導きます。

Tips

  • まずプリセットを探す: 服装・背景・色味の一般的な要望はほぼプリセットにあります。自由記入は「この写真だけの事情」に使うと考えると、書く内容がはっきりします。
  • 主語は写真の中のものにする: 「ご遺族が」「担当者としては」といった主語は不要です。写真に写っているものを主語にすると自然に短くなります。
  • 場所を1語添える: 「バッジを消す」より「胸元のバッジを消す」のほうが確実です。位置を示す短い語は、文字数の割に効果が大きい情報です。
  • 消す対象ははっきり書く: 写り込みの除去は、対象を取り違えると別の部分が消えます。「左肩の手を消す」のように、どこの何かを必ず書きます。
  • 結果を見て言い換える: 伝わらないときは、同じ文を書き直すより言葉を変えます。「明るくする」が効かないなら「背景を白に近づける」のように具体的な状態で書くと通りやすくなります。
  • 効いた表現は残しておく: うまくいった言い回しは他の写真でも使えます。よく使う要望はメモしておくと毎回考え直さずに済みます。

まとめ

納得フォトの自由記入は1件40字、件数に上限はありません。書いた文章はプリセットの項目と同じ箇条書きの1行としてAIに渡るため、対象と処理だけを肯定形で、1件1要望にまとめるのが確実です。40字という制限は不便ではなく、背景説明を落として指示だけを残させるための仕組みだと考えると、書き方に迷わなくなります。伝えたいことが複数あるときは、まとめずに「+ 希望を追加」で行を増やしてください。

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