LINE公式アカウント連携
友だち追加のQRコード1つで写真を受け取る仕組み
遺影に使う写真を集める場面で、いちばん多い返事は「LINEで送っていいですか」です。ご遺族にとって、写真を送るという行為はLINEと結びついています。メールに添付する、専用サイトにログインするといった手順は、それだけで一段ハードルが上がります。
納得フォトは、自社のLINE公式アカウントと連携できます。お客様が友だち追加をして写真を送ると、その画像が自動で納得フォトに取り込まれ、お客様の記録も自動で作られます。この記事では、連携の申請から、受け取った写真の扱い、返信までの流れを説明します。
案件ごとの案内が負担になる
納得フォトには、お客様ごとにQRコードやメールのリンクを発行して写真を送ってもらう機能もあります。パスワードが不要で確実な方法ですが、案件ごとに発行と案内が必要です。打ち合わせの場で「あとで写真を送ります」という会話が始まったとき、担当者が案件を作ってURLを発行して読み上げる手順を挟むと、会話が止まります。
ご遺族の側にも事情があります。写真を探すのは高齢のご親族であることが多く、届いたメールのリンクを開くという操作でつまずきます。「いつも使っているLINEで送るだけ」であれば、この段差がなくなります。
友だち追加のQRコードは1つだけ
納得フォトのLINE連携では、案件ごとにQRコードを作る必要がありません。自社のLINE公式アカウントの友だち追加QRコードが1つあれば足ります。
誰が送ってきたかは、LINE側のアカウントで自動的に区別されます。同じ人が何度写真を送っても同じお客様にまとまり、別の人が送れば別のお客様として作られます。担当者は、QRコードを名刺やパンフレット、打ち合わせ資料に載せておくだけで済みます。事前相談の段階で友だち追加をしてもらっておけば、いざというときにその場でやり取りが始められます。
納得フォトでの操作手順
連携には、LINE公式アカウントの認証情報の設定が必要です。この設定は運営側で行うため、まず申請します。
- ホーム画面の設定セクションから「LINE公式アカウント連携申請」を開きます。
- 企業名とメールアドレスは登録済みの内容が表示されます。連絡先の電話番号を入力して「申請する」を押します。
- 「申請が完了しました」の画面が出たら、運営からの連絡を待ちます。折り返しの案内に従ってLINE公式アカウントの情報を伝えると、運営側で設定が行われます。
- 設定が完了したら、ホーム画面の「LINE QRコード」を開きます。「LINE友だち追加QRコード」が表示されるので、お客様に読み取ってもらいます。印刷して資料に載せる運用でもかまいません。
- お客様がLINEで画像を送ると、その画像が自動で写真として取り込まれます。同時に、そのお客様が納得フォトに登録されます。
- お客様一覧の「チャット」ボタンから、送られてきたメッセージを確認します。未読の件数はボタンにバッジで表示されます。
- チャット画面の入力欄にメッセージを入れて「送信」を押すと、お客様のLINEに届きます。「もう少し正面から写っている写真はありますか」といった追加のお願いも、この画面から返せます。
まだ設定が終わっていない状態で「LINE QRコード」を開くと、「LINE公式アカウントが設定されていません。」と表示され、申請画面へのリンクが出ます。
自動で作られるお客様の名前は、あとで変える
LINEから初めてメッセージが届いたとき、納得フォトはそのお客様を「LINEゲスト」という名前で作成します。LINEのプロフィール名をそのまま使うことはしていません。
これは意図的な仕様です。LINEのプロフィール名は、ニックネームや家族の呼び名、絵文字入りの表示名であることが珍しくなく、喪主のお名前とは一致しないほうが普通です。それをご遺族の名前としてそのまま記録すると、あとから見たときに誰の案件か分からなくなります。
そのため、いったん「LINEゲスト」として受け取り、担当者が内容を確認してから正しい名前に直す流れにしています。お客様の編集画面から「名前」を書き換えて「保存」を押すだけです。複数の案件が並行しているときは、写真が届いた時点で早めに名前を付けておくと取り違えを防げます。
仕様の理由
なぜテキストと画像で扱いが分かれるのか。 LINEで送られてくるものには、写真そのものと、「この写真でお願いします」といった会話の両方があります。画像は写真として保存してそのまま生成や切り抜きの対象にし、テキストはチャット履歴として残します。どちらか一方の入れ物に押し込まないことで、写真一覧は写真だけ、チャットは会話だけ、という見やすさを保っています。画像はチャット画面にも表示されるので、会話の流れの中でどの写真の話をしているかも追えます。
なぜ自社のアカウントなのか。 納得フォトのアカウントから連絡が行くと、お客様から見て誰からの連絡か分かりません。連携するのは葬儀社や写真館ご自身のLINE公式アカウントなので、お客様の画面には見慣れた社名とアイコンが表示されます。すでに友だちがいるアカウントを使えば、これまでの関係をそのまま活かせます。
なぜ運営が設定するのか。 連携には、チャネルの識別子やアクセストークンといった機密性の高い情報の登録と、受信用のURLをLINE側に設定する作業が必要です。手順を誤ると、他社に届くはずのメッセージが混ざるおそれもあります。ここは会員自身に触らせず、申請を受けて運営側で設定する形にしています。
Tips
- QRコードは事前相談の資料に載せる: 1つのQRコードで済むので、資料を刷り直す必要がありません。打ち合わせの場で読み取ってもらうより、事前にお渡しする資料に印刷しておくほうが友だち追加が進みます。
- 写真が届いたらすぐ名前を直す: 「LINEゲスト」のまま複数の案件が並ぶと区別が付きません。チャットを開いたタイミングで名前を入れる習慣にすると安全です。
- お願いごとはチャットで簡潔に: 「もう少し明るい場所で写っているものはありますか」のように、探す条件を一つに絞って伝えると、ご遺族が動きやすくなります。まとめて何件も頼むと返事が止まりがちです。
- 送ってもらう前に一言添える: LINEで写真を送るとき、多くの方は自動的に画質を落として送ります。「元の画質のまま送ってください」と一言伝えておくと、あとから高解像度化に頼る場面を減らせます。
- 候補の確認は写真の画面で: 仕上がった候補をLINEで何枚も送ると、履歴の中に埋もれます。候補として表示する機能を使い、LINEでは「画面をご確認ください」と案内するほうが、選んでもらった結果を確実に受け取れます。
まとめ
納得フォトのLINE公式アカウント連携は、自社のアカウントの友だち追加QRコード1つで運用できます。案件ごとの発行や案内は不要で、お客様が送った画像は自動で写真として取り込まれ、お客様の記録も自動で作られます。名前は「LINEゲスト」で作られるため、あとから正しい名前に直す運用が前提です。テキストはチャット履歴として残り、会員側からも返信できます。ご遺族が普段使っている道具のまま写真を送れることが、この連携のいちばんの価値です。